キリスト教葬儀は、ある特定の個人に関わる事柄でありますが、同時に教会として
の共同体の中で行なわれるものでもあります。その意味で個人の信仰生活の中ば
かりではなく、教会の中で普段からその準備がなされていなければなりません。
そしてそれを準備するのは家族や牧師、自分自身に関わる全ての方々です。
もしご自分の葬儀について準備できることがあるとすれば、それは葬儀全体の流れ
を理解した上で、遺される家族や牧師、あるいは教会の知人などにご自分の願いを
はっきりと伝えておくことが必要です。
◆ 牧師へ連絡
医師から危篤を告げられたら、ご家族の方はまず教会の牧師に必ず連絡を入
れて下さい。もし家族の中で自分一人だけがクリスチャンの場合は、ご家族の
方に前もって自分が所属している教会名、牧師の氏名、連絡先を知らせておき
ましょう。必要に応じて教会の交友関係等も知らせておくとよいでしょう。
◆ 枕頭の祈り
遺体のかたわらで遺族を中心に「枕頭の祈り」を行います。ここでの祈りは、
これから行なわれる葬儀といういとなみが、神の慰め・支え・導きの内に守ら
れるように、聖書のみ言葉によって求め願うものです。
◆ 葬儀社を決める
牧師とよく相談して葬儀社を決めます。
お困りの時は佐野葬祭(0120-592-392)にご連絡ください。
365日・24時間迅速に対応いたします。
◆ 死亡診断書の受け取り
以後の手続きに必要となりますので、必ず病院からお受け取りください。
◆ ご遺体の搬送と安置
ご遺体を病院より自宅または教会に搬送します。
安置した後、牧師にお祈りをしていただきます。
喪主、納棺式・前夜式・葬儀式の日時、場所を決定します。日時と場所が決ま
れば、親戚、友人、知人、会社関係など主だったところに連絡をします。
個人愛唱聖句・愛唱賛美歌などがありましたら、事前に牧師にお伝えください。
また個人の略歴を簡単なもので充分ですので、同様に牧師にお伝えください。
牧師にお祈りをして頂き個人をお柩にお納めします。親族の皆様全員がお集
まりいただく必要は無く、ご家族だけで執り行なっていただいても差し支えござ
いません。
納棺の際、個人ご愛用の服・日用品(眼鏡、入れ歯、書籍など)をお柩の中に
お入れしたいと思いますので納棺式までにご用意ください。燃えないものはで
きるだけ少量にしてください。ご自宅などで前夜式を行なった場合、納棺式は
葬儀式当日の朝にご自宅または、教会で行うケースもあります。
前夜式は一般に言う「お通夜」です。キリスト教葬儀での前夜式は本来、家族
と近親者の集まりで、故人の思い出を語って時を過ごします。
前夜式ではその夜が平安の内に過ごせるよう神に祈りを捧げます。牧師の奨
励、信徒有志の感話、お祈りを通して慰めと励ましが遺族に与えられます。
前夜式と葬儀式では、立礼(式後のご挨拶)に立たれる方を決めておきます。
式次第は教会により若干の違いはありますが、大きな違いはありません。
牧師による祈りが捧げられ、賛美歌を斉唱、遺族の方に続いて献花が行なわ
れます。また、開式30分前までに弔電の整理をして、内容を全文読んでほしい
ものは3〜5通、お名前だけを読み上げるものは10〜15通にまとめておきます。
キリスト教での葬儀はあまり馴染みがなく、参列された一般の方は戸惑うこと
もあると思います。式場の受付けではプログラムが手渡されますので、周囲の
状況にあわせて行動するとよいでしょう。
◆ 火葬前式
火葬場の炉の前で柩を囲み、牧師による祈りが行なわれます。
炉に火が入れられた後、お骨揚げまでの間必要に応じて食事(一般でいう精進
落とし)をしていただいても差し支えありません。
◆ お骨揚げ
火葬したお骨を拾いお骨箱に納めます。キリスト教ではいわゆる「箸渡し」の習
慣はありません。地域によっては今なお行なわれていることもありますが、風習
にとらわれず、自由な心でお骨を拾えばよいと思います。
お骨揚げ終了後、仏式のような初七日の法要などはございませんので、自由に
解散していただいても問題ありません。
遺骨は埋葬までの間、自宅に置くか教会に預かってもらいます。
◆ お葬儀の後で
お骨揚げまででお葬儀は終了です。後々の事(一般でいう法事、納骨など)は牧
師とよく相談してお決め下さい。
また、記念会などお手伝いする事がございましたら、佐野葬祭(0120-592-392)
にお申し付けください。
Copyright © SANOSOUSAI co.,ltd All rights reserved.